嵐のワクワク学校2016 6/19 2部レポ

ありがたいことに今年も参加させていただくことができました。ありがとうございます。ありがとうございます。

いつにも増していい加減なレポなのでいい加減な気持ちで読んでいただけると助かります。

まずは内容を理解している人向けに2部の役割分担などを

 今年のテーマは自由研究。嵐のメンバーも授業のテーマは自分の興味があるものを選んだのかなという感じがしました。どうなのかな。舞台はワクワク学校附属研究所。所長はあのIPS細胞を発見し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授。今回の公演は山中教授ご本人が客席にいらっしゃいました。

オープニング映像は今年も同じ流れですwニノはパズドラ、相葉くんはKIRINと日立、松本くんは99.9、大野くんは世界一難しい恋、櫻井くんはJALとのコラボ。なんと華々しいスポンサー様様。

嵐が登場してからWESTくんも登場。先生が助手を紹介していくスタイル。

 

二宮先生の授業は「トイレットペーパーの芯に学ぶ大切なこと」助手は濱田くんです。

ニノ「小学校の自由研究で~…(ディスプレイにそのころの写真が写る)」

お客「かわいい~」

ニノ「(画面見て)あっかわいい~」

濱田「それ他人が言うやつですよね!?」

 

ニノ「僕は小学校の自由研究で4年生から6年生までトイレットペーパーの芯で糸電話を作り続けました」

櫻井「確かに同じものを作っちゃいけないってルールないもんね…」

ニノ「つきつめ型なんです」

お客さんに宿題としてトイレットペーパーを使ったものの写真を募集してたので、その写真を紹介。そのあと山中教授とその研究室のみなさんがIPS細胞の模型をトイレットペーパーの芯で作ってくれたものも。すごい立派なやつ。

最後はトイレットペーパーの芯で作った楽器「ストリングラフィ」

ニノちゃんと濱田くんで楽器の先生たちで校歌の「ふるさと」を演奏します。ニノは2時間くらい練習したと言ってました。

 

 

櫻井くんのテーマは「星空の向こうの未来と今を考える」助手は藤井くんです。

櫻井先生と相葉くんが天体観測に出かけます。ドームは照明が落とされ、客席に星が輝く演出(暗くてメモがとれないw)

流れ星になった流星くんが横切る。

櫻井「あ、見てごらん流れ星だよ」

相葉「本当だ~」

櫻井「実は流れ星は昼でも流れているんだ。願いかけ放題だね☆」

櫻井先生のキャラ終始こういう感じ…

 

櫻井「こうしてると昔VS嵐で相葉くんが先輩を演じていたときのことを思い出すよ」

相葉「なんで1つ上の設定だったのかな」

櫻井「……今オレVS嵐って言ったね…Vの嵐だ…VS嵐は人気バラエティ番組」

櫻井くんしっかり

ちなみに星座は客席でスタッフに頼まれた人がライトを光らせてました。

櫻井「北斗七星は2つの星は左に5つの星は右側に動いています。何百年後には違う形の星座になるんです」

櫻井「この5つの星は同じ方向に動きます、そう、俺たち嵐みたいに」

\キラーンッ/(櫻井&相葉決めポーズ)

お次は月の満ち欠けを再現するコーナー。これすごくわかりやすかったな…。地球役に櫻井くん、月役は桐山くん。太陽に模したライトを月役の桐山くんに当て、櫻井くんが持ったカメラで月の位置によってどのように形が変化するのかをやってみます。

ライトを当てられた桐山くんめっちゃ眩しそうでしたw

 

続いて大野くんのテーマは「魚をもっと知れば、魚がもっと美味しくなる」

早速セットの一部にある釣り堀で釣り対決!

釣った鯛をさばきますが、正しいさばき方を大野先生が教えてもらうVTR。骨を切るな!関節で切ろ!というかんじ。

VTRのあとは毎度おなじみキッチンセット。大野くんが鯛の切り身を2種類の切り方で切ります。平造りとへぎ造り。平造りは身に対してまっすぐ包丁を入れるやり方、へぎ造りは繊維に沿って切るやり方。釣った小瀧くんが試食して「全然違う~」と仰ってました。

そして切った鯛を使って梅しそ鯛茶漬けを!おいしそう…

 

 

次は相葉先生。テーマは「身近な健康につながる体幹の鍛え方」です。助手は重岡くんと中間くん。

セットの一部にL字になった廊下がありまして、ここでZ-1グランプリの選抜メンバーの子供たちと対決することに。

この公演まで一度も勝ったことがないジャニーズの人たち。なので今回は勝ちを狙えるメンバーを選別したとのこと!

そのあと相葉くんが青山大学の駅伝部で体幹を鍛えるVTR。相葉くん足速かった…。顧問の先生直伝の足が速くなる体操を会場のお客さんも一緒にやります。

 

最後に松本先生。テーマは「運がいい人、わるい人…運の正体」助手は神山くんと小瀧くん。

最初にVTRです。実は助手のふたり、WEST内自称運が悪い神山くん、運がいいという小瀧くん。ふたりは新聞の写真を数えるという実験をしてどんな違いがあるのか検証します。実はこの新聞、記事のひとつに「写真を数えるのをやめてください、この記事を見たといえば景品を差し上げます」と書いてあるわけです。この記事を見つけられた人の多くは自分のことを運がいいと考えている人で、つまり運がいい人=視野が広いということ。

しかし!自称運がいいと言っていた小瀧くんは完全に記事をスルーする結果に…!ど、どんまい…!

そういえばこのVTRの前だったか後だったかメモになかったんですけど、チケットの半券を松本先生が引いて、この会場で最もラッキーな人を選ぶっていうのがありました。

あとは宿題で提出してもらった不幸エピソードの紹介などを。ポジティブでいると視野が広くなるということで、不幸なエピソードをポジティブに変換してみることに。

 先生たちの授業が終わると山中所長が研究大賞を決めます(いつもなら投票らしい)今回の大賞は大野くん!日本に住んで魚のことを知るのはとてもよいことだと。大野くんには山中所長の手をかたどって作ったトロフィーを。

そのあとくまモンが登場し(グッズの売り上げは一部熊本震災へ寄付しているそう)みんなで校歌「ふるさと」を歌います。くまモンもトロッコに乗ってた…かわいい。これにてワクワク学校は閉校。今年もお疲れさまでした!

 

東京ディズニーシー15周年"ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ"イン・コンサート

6/4(土)に行われた東京ディズニーシー15周年"ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ"イン・コンサートの名古屋公演に行ってきました!わーい!

 

TDSのパークミュージックやショー音楽をオーケストラの演奏で、そしてスクリーンに投影された映像で楽しむコンサートです。

先に感想を書きますがとっても楽しかったです…!迷ってる方がいたら背中を押してあげたい。とくに長年パークに通っている方。

ちなみにディズニーオンクラシックのようなディズニー映画の音楽ではなく、パークミュージックのコンサートなのでご注意くださいね。映画の曲は1曲もないですので。Let it goとかUnder the seaとかないですので…キャラクターの出演もありませんので…

 

コンサートは2部構成で前半50分休憩が20分後半60分。だったはず。2時間ちょっとの公演でした。名古屋は当日券も販売しておりましたよ。そういえば本日は収録日とアナウンスがありました。コンサートアルバムが発売されるそうです。

グッズはプログラムパンフレット(2500円)とCDだけでした。JCBカードのブースもあり。

 

以下はコンサートの内容を含みますのでご注意くださいね。

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ズートピア

ウォルトディズニーアニメーションスタジオ作品「ズートピア」。55作目の長編アニメーションです。

ウサギの警官ジュディとキツネの詐欺師ニックが、動物たちの楽園・ズートピアで巻き起こる事件を解決するバディアクション。

予告を初めて見たその日からむちゃくちゃ面白そう!と期待度上げまくり&日本未公開の時点ですでにベイマックスの記録を抜いたと聞いて、ハードルMAXの状態で勇んで観たんですが、それでも裏切らない素晴らしい映画でした。

差別や偏見というテーマを扱っていますが、重くならずメッセージを伝え、そのうえきちんとエンターテイメントにまとめています。なによりとても計算しつくされた脚本がすごい。仕掛けられた伏線がここで?!という部分で回収されるのが気持ちがいいです。天丼演出も最高。ストーリーに関係ないものは存在しないのでは?と思うくらい無駄がなく、なによりキャラクターが可愛い!!

ディズニーは今まさに第三黄金期です。スクリーンで観ないともったいない!そうひしひしと感じさせてくれる映画です。

 

これより先はネタバレを含んだ感想とだらだらとした考察です。ご注意ください。

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SHERLOCK S3E2「三の兆候」のスピーチあれこれ

BBC制作ドラマ「SHERLOCK」S3E2「三の兆候」にてシャーロックが親友ジョンの結婚式にベストマンとしてスピーチをするんですが…いや、なんならこのエピソードはほぼスピーチによって構成されるんですが。

そのスピーチにいたく感動し、自分用にメモしていたものを先日発見しましたので記事にしてみました。貧乏性!

 「正直言って何を言われたかすぐには分かりませんでした。ついに理解したときは光栄だし驚きだと伝えて、まったく予想もしていなかったのでいささか気後れもしていると説明し、こんな大役はなかなかないが最善を尽くすと、そこまで信頼してくれて光栄だと感謝の意を伝え、ひょっとすると少しばかり感動に近い状態になっていたかもしれないと、そう告げたつもりだったのですが実際にはなにひとつ一切口に出していなかったと後になって知りました」

「ジョン、残念ながらおめでとうとは言えない。全ての感情、特に愛情は、僕がなにより重視する冷徹な論理とぶつかるものだ。結婚など僕に言わせれば、この病んで道徳的に破綻したこの世界におけるあらゆる無意味で空虚で非合理的で感傷的なものを祝うに等しい。本日我々は死番虫を称えているのです。この社会の破滅をもたらす、そしておそらく確実に私たち人類の破滅を……まあいい、ジョンの話をしよう」

「僕が冒険するにあたってささやかな助手というお荷物を背負うのは、感傷や気まぐれが理由ではありません。それは、ジョンが僕に夢中になるあまり見過ごしてしまっている、優れた長所をいくつも備えているからです。僕の知力や明敏が高く評価されているとするならば、それはジョンが際立った対比を実に無私の心で提供してくれるからであって、それは言うなれば花嫁が大事な日に、とりわけ地味な友人をブライズメイドに選ぶようなものです。ここにはアナロジー(類似)が成立していると思います」

「そもそも対比というのは、あらゆる創造物の美しさを際立たせようとする神自らの御心なわけです。というか、そうだったはずです。神が、一族の馬鹿者に職を与えるため作り出された馬鹿げた妄想でなかったなら」

 言い出しの混乱っぷりがすごいですが…前半はいかにもシャーロックらしい言葉で始まります。

「残念ながら祝福できない。全ての感情や愛はくだらないし、結婚なんてもう最悪」「花嫁がブライズメイドに地味な子を選ぶように、僕の知力や明敏が高く評価されているのはジョンがアホだからそう見える。だからジョンを助手にしている。対比とは神様がくれた美しさを際立たせる御心なんだ」というかんじ。

「何が言いたいかというとつまりこうです。僕は不愉快で無礼で無知で、全面的に傲慢なクソ野郎です。こんな僕と出会ってしまった人は本当に不幸だ。僕は善いものを馬鹿にして切り捨てるし、美しいものに気づかないし、幸せを前にしてもそれが理解できない」

そして「つまり僕は不愉快な奴だ」と言い「僕は善いものを馬鹿にして切り捨てるし、美しいものに気づかないし、幸せを前にしてもそれが理解できない」と続く。これは、善いもの=ジョン、美しいもの=花嫁で、幸せ=結婚のことかな。

「僕はこんな人間なので、ベストマンになって欲しいと言われて理解できなかったのは、誰かの一番の親友になるとか考えたこともなかったからです。まして誰より勇敢で優しくて賢い、こんな素晴らしい人の親友になれるだなんて」

「ジョン、僕は馬鹿げた男だ。君の温かくて一途な友情によってのみ、赦されている。ジョン、僕を一番の親友だと言うのだから、今までは『いい人を選んだね』と祝ってあげられなかったけれども……でも、これからはもう言える」

 「そんな僕を赦してくれたのはジョンの温かな友情によってのみ」と最初に「全ての感情や愛はくだらない」と否定していた感情への肯定をする。自分はこんな人間だから、誰かの親友になれるとは思わなかったけど、ジョンは赦して選んでくれた。シャーロックは誰かの親友になったことで、自分のことを少しマシな人間に思えたんですよね。

そして「ジョンはこんな僕を一番の親友に選ぶ(相棒を選ぶ才能がない)奴だから、今までは『いい女性を選んだね』と祝ってあげられなかったけれども…でも、これからはもう言える」この部分も自分自身への肯定。

要するに、自分の人間性が最低なのではなくジョンという人間が素晴らしいからだという対比なんだよね。だからもちろんジョンが選んだ女性も彼にふさわしい=だから祝ってあげられる。

「メアリー、この男は君にふさわしいと僕が言うのは、それは君に対して僕が言える最大級の賛辞だ。ジョン、君は戦争と怪我と、そして悲しい別れに耐えてきた――最後のについては改めてごめん」

そしてスピーチの最後はこう締めくくられます。

「ジョン、君は今、妻にした女性と、君が救った男の間に座ってる。つまり、この世で最も君を愛する2人だ。そしてメアリーも同じことを言うと思うけれども、僕たちは決して君をがっかりさせたりしない。これから一生をかけてそれを証明していく」

 うーんなんてすばらしいんだ;;泣ける…;;

この締めくくりの言葉もそうですが、ジョンが選んだというのがE3の伏線になることも重要。

シャーロックは今ちょうどS4を撮影中とのこと。楽しみです!

母と暮らせば

2015年12月12日公開。山田洋次監督「母と暮らせば」

感想を書こう書こうとしていてなかなかできず、なんやかんやと年を越して去年の出来事となってしまいました。山田洋次監督作品を見たこともなく、戦争映画にも免疫がない。そんなクソジャニヲタの私ですが、まだ上映している映画館もある今のうちにクソジャニヲタなりに感想をしたためました。ネタバレを存分に含んでいるのでよろしくどうぞ。

 

舞台は終戦後の長崎、原爆で死んだ息子が母親のところへ幽霊として帰ってくる、というあらすじ。山田洋次監督初のファンタジーと銘打ってありました。戦時中の激しさや強烈さはないけれど、作中にはほの暗い戦争の傷跡が散らばっている。メインストーリーである福原家は長男が戦死しているし、町子の教え子はまだ幼いが父親が戦死し、婚約者も戦争で片足がない。復員局の男性は片手がなく不自由そうに文字を書いていた。終戦して3年経つけれど、日常はまだ戦争が色濃く残っている。

「怒りのヒロシマ、祈りのナガサキ」長崎にはクリスチャンが多くいたからそう言われるそうで、母の信子もクリスチャンだとわかる描写がたくさん出てくる。この長崎独特の文化背景はすごく新鮮でした。息子の浩二も外国文化が好きらしく、特にメンデルスゾーンのレコードを大切にしている。このレコードが恋人だった町子とのちに結婚する黒田先生との仲を結ぶことになるのも切ない演出だった。

浩二くんは戦時中の男という感じがしない。お国のためにこの命を張って死ぬ覚悟でなんちゃらというキャラではなく、おしゃべりでお調子者で甘ったれで優しい。いかにも次男坊という感じ。母と息子たった二人の家族なら、普通一人っ子の方がしっくりくると思うんだけど、なぜ次男なんだろう…。そのせいで意図的に母と息子のラブストーリーにしてあるように思えた。そういえば、幽霊の息子が母親の妄想の類ではないことを示すため子供には浩二の姿が見えるという設定は上手いなと思った。

ラストに向けてじわじわとゆっくり物語は進んでいく。終わってみるとこれは、そういう業者のように死んだ息子が母親の身辺整理をしているように思えた。上海のおじさんとの繋がりを切らせたり、町子に自分を忘れるように言ったり。そもそも母親は原爆で死んだ息子が今でもどこかで生きているんじゃないかと諦めきれなかった。3年経ってやっと気持ちを切り替えようとした矢先、目の前に息子の幽霊がやってきて楽しかった思い出をあれこれ語る。ずっと息子と一緒に居たいと思うだろう、当然この世に未練もなくなる。納得のラストだった。エンドロールの合唱はちょっと怖い………。

反戦、反原爆の意味を持つこの映画は「明日に向かってつよく生きていこう!」みたいな前向きなメッセージなどはひとつもない。子を失った悲しみを持つ親、身体の一部を失った人々、幸せになってはいけないと思う町子、そこには理不尽な悲しみだけが残っていた。「これが運命だったんだ」と浩二が言えば「それは違う」と信子が言う。「地震津波とは違ってこれは防げたことなの、人が起こした悲劇なのよ」というセリフがとても印象的だった。